検査科では、「検査業務の標準化」と「検査データの精度管理」に日々努力し、質の高い検査結果と情報を、迅速に臨床へ提供することを心がけております。また、緊急検査に対しては24時間、365日対応しています。（ ※夜間、休日はオンコールにて対応）
　当検査科の臨床検査技師(現在7名)は､これらの業務だけでなく糖尿病療養指導チーム、栄養管理サポート（NST)や院内感染対策（ICT)などの院内活動にも関わっています。
　また、個々のスキルアップとして認定資格の取得に力を入れるとともに、患者様への有意義な情報提供を目標として、積極的に各種学会や研修会に参加し、信頼される検査室を目指し日々努力しています。

• 超音波検査士（腹部）（1名）
• 徳島県糖尿病療養指導士（LCDE）（2名）
• 徳島県肝炎医療コーディネーター（5名）
• 健康食品管理士（1名）

　業務は、「検体検査」と「生理検査」2つに分かれています。
　「検体検査」は血液、尿、便、喀痰などのヒトから採取された検体を分析することで病気の原因や治療の効果を調べます。「生理検査」は、直接患者様に接し、診断機器により、生体からの検査情報を取り出し、解析・診断を行います。また、検査部外業務として、「耳鼻咽喉科聴力検査」を行っています。 　なお、当院で行っていない一部の検体検査については、吉野川医療センターや外部の検査センターに 委託をしています。
検査内容

血液検査	貧血の有無、形態異常、血液型、などの検査です。
生化学検査	肝臓や腎臓等の臓器、炎症反応、血糖、癌などの腫瘍マーカー、ホルモンの検査です。
一般検査	尿中の成分(糖、タンパク、潜血など)や、細胞(赤血球、白血球)の数値、便の潜血などの検査です。
血清検査	肝炎や梅毒などの感染症の検査です。
生理検査	心電図(心臓の働き）、肺機能(肺の働き)の検査です。
輸血検査	輸血をする際、患者さんと適合するか調べる検査です。
細菌検査	喀痰、尿、便、血液、膿、咽頭粘液などを培養し、菌種の同定と感受性(薬剤効果）を調べる検査です。

　検査結果の信頼性を維持管理するため、毎日の内部精度管理のほかに日本臨床検査技師会主催の外部精度管理に参加しています。また、一部の検査業務を吉野川医療センターの協力を得ながら行っています。