新着情報
診療・面会時間のご案内

●診療時間
8:30~16:45


●外来受付時間
外来医師担当表を参照ください。


●休診日
土・日・祝日
年末年始(12/30~1/3)


●面会時間

院内感染防止の為、面会基準を設けております。
詳しくはこちら>>>

当院の消化器内視鏡機器について

部長
内科 松崎 泰之
Yasuyuki Matuzaki
日本内科学会認定内科医
日本内科学会認定内科専門医
日本医師会認定産業医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会認定消化器病専門医

平成22年11月より当院に導入しております以下の消化器内視鏡機器を紹介したいと思います。

① 狭帯域光観察Narrow Band Imaging(NBI)機能付き内視鏡光源システム
  LUCERA CV-260SL/CLV-260NBI
②拡大機能付き上部消化管内視鏡GIF- H260Z
③ 経鼻内視鏡GIF-XP260NS
④ 内視鏡用炭酸ガス(CO2)送気装置UCR

 これで従来からありました拡大機能付き大腸内視鏡と合わせて、上部下部消化管ともにNBI拡大観察が可能となっております。
 NBIとは中心波長が415nmと540nmのスペクトル幅を狭帯域化した観察光を用いる光デジタル法による画像強調観察機能で、粘膜表層の微細小血管や微細粘膜構造が強調表示され、消化管腫瘍に対する診断能の向上が期待されます。咽頭・食道領域では腫瘍性病変の拾い上げ診断、食道においては癌の存在診断、癌・非癌の診断、さらに深達度の推測と治療方針の決定に有用であるとされており、NBIは食道領域の標準的観察法として確立しています。胃においては、拡大との併用にて胃癌の鑑別診断、範囲診断に有用であると報告されています。大腸においても、腫瘍・非腫瘍の鑑別、癌の深達度診断に有用と報告されています。
 経鼻内視鏡は経口内視鏡よりも検査中の苦痛が少なく、従来の口からの内視鏡が苦しくて検査を敬遠していた患者様にもお勧めできます。
 CO2は空気に比較して生体内での吸収・排出が早く、CO2送気装置は腸管過進展による腹部膨満感・腹痛や、穿孔による気腫・気腹を軽減でき、大腸内視鏡や内視鏡治療において苦痛の軽減、合併症の軽減が見込まれます。
 これらの機器活用にて、内視鏡検査によるスクリーニングから精密検査、治療のレベルアップ、患者の苦痛の軽減などに貢献したいと考えております。